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川上進盟の考察

白川太郎医学博士と医療提携を結んでいます

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Vol.3「“病の起源”を考える

●NHKスペシャル「病の起源」からの情報
がんは人償なら受け入れ克服する他ない

動物界類 進化が生んだ病、それが豊かさの代償でその中でも人類のガン発生率は突出している。
NHKスペシャルでは、チンパンジーと人の遺伝子は99%同じで、違いは1%だけと解説していた。
その1%の違いが、人に15倍も高い“がんリスク”をもたらしていた。
がん死亡率は、人30%に対しチンパンジーは2%。人と比べて動物たちのガン死はとても低い。
しかし、進化前に戻りたいとは誰も望んでいない。進化した知性でがんを克服し、更に豊かで健康な生活を享受したいと誰もが願っている。

5億5千年前、多細胞生物の発生と同時に、細胞分裂時のコピーミスでがんは生まれた。
番組では1億5千年前の恐竜ディプロドクスの骨のがんを紹介していたが、恐竜たちにとってもがんは稀な病気だった。

人が二足歩行を始めてから、両手が使えるようになると頭脳は巨大化した。そして、知恵を付けた人は遠方から多くの獲物を持ち帰ることができるようになり、男は狩猟、女性は子育ての分業が始まった。この特有の家族制度は、がん増大に大きく関与している。
人の骨盤は二足歩行により形が変化し、人の赤ちゃんは未熟で生まれるようになった。未熟な赤ちゃんが早足歩行をできるようになるまで、最小3年は必要である。その間、母親は食物を持ち帰ってくれる男をつなぎ止めなければならなくなった。そこで利用されたのが、愛し合う快感をもたらすドーパミンの過剰分泌だ。それは子育てのために必要なシステムだった。
--- 子供の成長期間3年が終わるとドーパミン分泌が終わり、男女が魅かれ合う愛は醒めた。その愛し合う生理は今も同じで、恋愛が3年で終わるのは、人類が誕生してからの宿命であった。それについては、2009年1月のNHKスペシャル「女と男~最新科学が読み解く性~ 第1回 惹かれあう二人 すれ違う二人」に詳しい ---
家族を構成した人類は生き残り戦略のため、いつでも発情して繁殖できるように性のシステムを変えた。その結果、人の精子を作る細胞の遺伝子は変異して、際限なく分裂を続けるようになる。
しかし、皮肉にも人のがんはその旺盛な増殖システムを取り入れ、人類は“がんリスク”に晒されることになる。
チンパンジーではメスに明確な発情期があり、それに対応するようにオスの精子を作る細胞の増殖は一定期間で終わるシステムになっている。

人の脳の急速な巨大化に、細胞増殖に必要な脂肪酸合成酵素“FAS”が深く関与している。人のFASは他の動物と比べて強力に変異して、脳の巨大化を助けた。だが人のがんは精子増殖と同様に、パワーアップしたFASを大量に集中利用し、大増殖して人のがんを増大させた。
もし、FASの働きを止めることができれば、がんは増殖できず死滅する。3年前にそのシステムを逆用した抗がん剤、FAS阻害薬C31がジョンズ・ホプキンス大のガブリエル・ロネット博士のチームによって発見された。現在、C31は開発中で、殆ど総てのガンに効果がある画期的な治療薬として有望視されている。
全身の細胞は休むことなく新陳代謝されているが、FAS阻害薬C31は1日の投与でがん細胞にダメージを与える。1日なら、正常な細胞分裂が止まっても問題は少ない。臨床試験が終われば、大きな朗報になりそうだ。

巨大な脳は人に多彩な適応力を身に付けさせた。6万年前、様々な環境への適応力を持った人類はアフリカを出て全世界に広がった。寒冷な紫外線の弱い地域でも暮らし始めた人類には、地域特有のがん発症が増えた。
例えば、寒冷で紫外線が少ない米国ネブラスカ州プリモント市は全米一大腸がん死が多い。紫外線によって生成されるビタミンD不足が大腸がんに関係しているという。当地でなされた大規模な比較実験では、ビタミンD服用者の大腸がん発症は半分になった。

エジソンが電灯を発明したことで、夜更かしの人が増え、メラトニン(自然な眠りを誘う「睡眠ホルモン」)が減少した。
メラトニンは夜間眠っている時に増え、がんを抑制する働きがある。夜間勤務者はメラトニンが5分の1しか分泌されず、乳がんは2倍、前立腺がんは3倍に増えた。
他にも化学工業の発達により、大量の発がん物質を産み出しがんが増えた。
しかし、総ての人が朝起きて昼間は外で働き、夕暮れに寝る健康な生活をすることはできない。現代社会では、夜間勤務の医師、看護師、消防士、警察、は不可欠だ。

現代社会を享受している以上、メラトニン不足および大気や食物中の発がん物質の摂取によるがんリスクは避けられない。それは高度な知能と豊かな生活を得た代償だ。我々が晒されているリスクは、人類700万年の進化の結果であり受け入れる他ないものだ。
しかし、進化した人の英知でがんリスクは低減できる。人は死から逃れられないが、がんの完治や長寿を願うことは自然なことだ。 (NHKスペシャル「病の起源」より)

●進盟の考え
現代医学は、がん、認知症、難病等は知性を進化させた代償ととらえています。
進化を伴う“細胞のミス”であり、これらを受け入れその上での対策を研究しています。
がんにおける三大療法とは遺伝子異常がもたらすがん化した外科手術(細胞の除去)、放射線治療(細胞の死滅)、化学療法[抗がん剤](細胞の増殖抑制及び死滅)を目的とした癌細胞との戦いです。

私は 細胞がミスをするのはエネルギーの不足によるものである と考えています。

細胞の叡智
生物はみな細胞の集合体です。
よく細胞は『神秘的』と表現されます。
『神秘的』とは人知では計り知れず,また言葉にも言い表せないほど不思議なさまを言います。
37兆個の細胞からなる私たち人間は「奇跡的な生命体」とも言えます。

人間を含む動物の細胞は“真核細胞”からなり、その核の中に“遺伝子”が存在します。
この遺伝子は大きさが幅1mmの50万分の1、重さが1gの2千億分の1とちょっと想像ができないくらい微小なものですが、この中に30億の遺伝子情報(大百科事典の千冊分に相当する膨大な情報)が書かれているというから驚きです。
また、この遺伝子情報は身体のどの細胞の一片をとっても同じ情報が書かれているという。
同じ遺伝子情報をそれぞれの細胞が共有しながら細胞分裂の過程では、頭・手・足・胴体とそれぞれ異なる部位を作っていくのである。
もし、遺伝子の働きに狂いが生じれば右手と左手が逆になったり、耳や鼻が違う場所に作られたり…なども考えられますが、そのようなトラブルは殆ど起こりません。

遺伝子は、脳・肺・心臓・肝臓・腎臓など身体の特定の場所で特定の遺伝子のみを働かせ細胞分裂を経て体を作り上げている。不思議な話です。
[Wikipediaより抜粋]

生体ではエネルギー(ATP)が第一義
生物学者、医学者は細胞の素晴らしい能力について熟知している。しかし解明できていない“謎”が多数あるのも事実である。
生体エネルギーはその細胞内で作ったもの以外は利用されない。従って外部よりの供給は出来ない。ここに大きな壁があったように思われる。
医学界の長い歴史において、積極的に細胞内でのATPの産生を高める方法は現在まで見出されていない。運動能力、病気の予防、治癒効果の最大値等においてATPが十分にある状態での結果については未知数である。
人とチンパンジーを比較した時、脳の巨大化によるエネルギー使用量はチンパンジーのそれより遥かに大きい事が予想される。人のがん発生率が高いのは部分的な細胞のエネルギー不足による“アポトーシスの低下”が原因ではないかと考えている。
遺伝子変異によるがん化であるなら、経験的に生存率、余命、の予想はつく。しかしこれがエネルギー不足のもたらすがん化であるなら、エネルギーの付与により、回復が望まれるがんの進行予想は出来ないと考える。従ってチンパンジー並みあるいはそれ以上のがん化の低下をエネルギー付与という予防により、出来るとも思っている。

進盟ルームではエネルギー(ATP)が第一義です。
「生体治癒力向上装置」の利用によりATPの産生を高め(仮説)、細胞の能力を発揮させ“進化が生んだとされる病”の改善、予防に取り組み、がん発症率が2%以下になる様にしたいと考えます。

”細胞の力に全て任せます、何も足さずに何も引かずに“


平成27年10月21日 著