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川上進盟の考察

白川太郎医学博士と医療提携を結んでいます

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Vol.6「行き詰まったら“原点”に戻れ

Yahooニュースからの情報
相次ぐ開発失敗「認知症を治す薬」はなぜできないのか


認知症の最大の原因とされるアルツハイマー病。日本のみならず世界中で多くの人が抱える病ですが、いまだに根本的な治療法がありません。
2017年2月14日、アメリカの製薬大手メルク社は、アルツハイマー病の治療薬として期待されていた薬剤「ベルべセスタット(Verubecestat)」の開発を一部中断すると発表しました。
軽度から中度のアルツハイマー病を抱える方に、この薬を投与する大規模な試験を行っていたのですが、外部の機関により「良い効果が出る見込みがない」と指摘され、中止に踏み切ったということです。
この薬は「今度こそ成功するのでは」と期待されていたものでした。去年、32人に投与する小規模な試験を行ったところ、この病気の原因とされる「アミロイドβ(ベータ)」という物質が減るなど、期待を持てる結果が確認されていたからです。 ところが今回、実際に多くの人に投与してみると、どうやら「認知機能の衰えを防ぐ」ことができなそうなことがわかりました。

「失敗」続くアルツハイマー病治療薬の開発
実は近年、アルツハイマー病治療薬の開発は「連戦連敗」を続けています。ウォール・ストリート・ジャーナルの記事によれば、過去10年間に世界中で行われたアルツハイマー病の薬の試験のうち99.6%が失敗しているということです。
「連敗」の始まりともいえるのが、2008年に、世界で最も権威があるといわれる医学専門誌の一つ「Lancet(ランセット)」に掲載された、'''アミロイドβを減らすワクチン'''の効果を調べた研究です。
内容を要約すると、次のようなことです。
アルツハイマー病による認知症になった人に、アミロイドβを減らすワクチンを投与してみた。すると、脳にたまったアミロイドβを減らすことができた。それにもかかわらず、脳の衰えを防ぐような効果はなかった。
( 市川衛[医療ジャーナリスト]:「相次ぐ開発失敗“認知症を治す薬”はなぜ出来ないのか」より)

進盟の考え
国内の大学入試で一番の難関は“東京大学医学部”であり、これに合格する人たちは東京大学の別学部であれば高校1~2年生で受験に臨んでも合格するほど優秀なのだそうです。
東大に限らず、京大、阪大、東北大、慶応大等々、そして日本のみならず米国、英国、独国、仏国などの先進国においても医学部は難関であり、そこを突破してくる医学部生は優秀の極みと言えるでしょう。

人智がもたらす遺産は数知れずあり、つねに日進月歩で進んでいます。しかしながら医学においてはこれほど優秀な人たちが関わっていても“難病治療”に関しては全くと言って良いほど進歩しておらず、“アルツハイマー病”にいたっては前文の示すとおりです。
その他にも膵臓がん、各種末期がん、手術のできない脳腫瘍などなど治療を困難とする病気も山ほどあります。

病気の人たちの目標は“病気を治し健康体を得る”に尽きます。

世界中の最高の頭脳をもってしても病気を治せないのは、その方法、手段が身体に、さらには真核細胞にとって受け入れ難い誤りがあるからと考えられないでしょうか?

「がん」を例にあげると、目標はがんを小さくし、最終的には消滅させることであります。 この目標達成の方法、手段としてがんの三大療法外科手術、放射線療法、化学療法]があり、長年かけて優秀な人たちが協力し合い、時には競い合い努力し完治を目指しているが「年々がんの死亡率が増加」している、これが現実です。

行き詰まったら“原点”に戻れ

成果が上がらない以上、目標達成の方法、手段を今一度考え直すべきではないでしょうか?

病の起源:がんは細胞のミス?
がん細胞は細胞のミスが生んだ悪者である!だから「切り捨ててしまえ!」(外科手術)、「焼き殺してしまえ!」(放射線療法)、「毒殺してしまえ!」(化学療法)といった有罪判決となっています。
どんなに優秀で腕のある外科医でもアリやノミの心臓手術はできませんし、蚊の角膜移植も不可能です。しかし真核細胞はどんなに小さくても間違いなくその器官を作り上げています。これはすでに“神の領域”と言えるでしょう。それなのにこのまま「がんは“細胞のミス”」として片付けてしまって良いものでしょうか?
私は「病の起源」の再審をすべきと考えます。
“細胞のミス”という呪縛から抜け出した時、新たな発想の扉が開かれるものと信じております。

思い切って目先を変えた研究も必要かと考えます。
“ボールが見つからないのは、ボールの無いところを探しているから”
ボールを見つけるには「細胞に尋ねよ!」が私の提案です。
医学関係者が今一度細胞の優秀さを認め、学び、再考を重ねることで末期がんも、指定難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)も、そしてアルツハイマー病も完治させることができ、歴史に残る偉業を達成できるはずと考えます。

進盟ルームは細胞を信じ、細胞の使うエネルギー(ATP)の寄与を考えています。
10年間の実績にて、目標に少しずつ近づいていると思います。


平成29年3月11日 著